患者さんの目線に立ち、地域の皆様の生活を支えてまいります
仁和会総合病院 理事長
山本 淳一
戦争が終結した1945年は、食糧も乏しく結核や疫病の蔓延が生活を脅かしておりま した。医療施設は荒廃し、衛生状態も惨めな状態でした。一刻も早い医療の恢復、保健衛生面の改善をとの住民の皆様の熱意に押され、8 名の篤志家が発起人となり1945年12月に財団法人仁和会の設立許可を東京都に申請しております。 日野重工株式会社(現日野自動車株式会社)の病院を譲り受け、それを母体に1946 年 2月15 日に設立され、診療を開始しております。設立当初より、救急医療の提供は勿論、福祉医療、保健衛生思想の普及、啓蒙、研究助成等を目的として運営されております。低所得者にも経済的な心配をすることなく療養 に専念できますように、歳末には無料診療を行い、のちに無料低額診療に引き継がれております。 現在は疾病予防、健診から急性期病棟、慢性期(地域包括ケア)病棟、医療療養病棟があり訪間看護、訪間診療とすべての機能を備えた体制で診療しております。 医療面も、経済面も、精神面も、安心、安全、安寧をモットーに、これからも皆様と共に新しい生活様式を築いてまいります。
私たちは診療を通じ、患者さんに距離の近い医療を提供することを目指しております。
仁和会総合病院 院長
諸橋 彰
仁和会総合病院のホームページへようこそいらっしゃいました。病院長の諸橋です。この度十数年ぶりにホームページをリニューアルいたしました。
まずは令和2年7月豪雨や新型コロナウイルス感染症などに被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
私は令和元年7月、長尾前院長の後を引き継ぎ、病院長を拝命いたしました。慣れぬ仕事で至らぬ点が多く、皆様にはご迷惑をお掛けすることばかりであり、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
当院は昭和21年戦後の混乱の中、地域の皆様の健康や福祉を目的に創設された病院です。開院当初の仁和会病院という名称も、昭和45年には総合病院として認可されました。現在外来では内科、外科、整形外科、眼科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、耳鼻咽喉科、麻酔科、健診センターの常勤医を抱え、形成外科、脳神経外科、リウマチ科などの非常勤医も勤務しております。一般的に大学病院は教育・研究・診療の3つを三本柱として運営されておりますが、私たちは診療を通じ、患者さんに距離の近い医療を提供することを目指しております。当院の常勤医は皆専門性を持ったベテランが多く、知識、技術、経験、人間性でより良い医療を提供出来るものと自負しております。
当院の特徴として、病棟は急性期病棟、地域包括病棟、医療療養型病棟と、目的の違う三種の病棟、計157床のベッド数を有し、各病棟の特徴を最大限に生かし医療サービスを提供しております。また、患者支援センター、訪問看護ステーション、訪問リハビリテーション、在宅介護支援センターを有し皆様に多くの医療サービスを提供できるよう努力しております。さらに訪問診療、企業検診、人間ドック、看護学生の実習受け入れなども積極的に行い、地域の方々に寄り添った医療を行っております。
昨今の新型コロナウイルス感染症で日本はもとより世界中の人々が大きなダメージを受けております。当院も他の医療機関同様、少なからずダメージを受けております。現在では改善しつつあるマスク不足や消毒薬不足が世間を賑わせていたときに、『うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる』という相田みつを氏の作品を見つけました。コロナ禍で私たちの心は荒んだものになったのでしょう。私たち仁和会総合病院は医療従事者という社会的使命とプライドを全職員が共有し、心のこもった医療を皆様に提供することによって、当院を頼ってくださる皆様に『倍返し』で寄り添っていきたいと考えております。
受ける権利
患者さんはどなたでも、どのような病気の場合も必要な医療を公平・平等に受ける権利があります。
選ぶ権利
患者さんは治療内容や病状経過などについて、十分な説明を受け納得の上、医療を選ぶ権利があります。(インフォームドコンセントおよびセカンドオピニオン)
知る権利
患者さんは自らの診療情報などを知る権利があります。
人権
患者さんの個人の人権および人間としての尊厳を尊重した医療を受ける権利があります。
守秘義務
患者さんの医療情報ならびに個人情報が守られる権利があります。